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'円 劉慈欣短篇集' を読んだ

三体 の作者でもある劉慈欣の短編集 円 劉慈欣短篇集 を読んだ。

収録されてるものは 三体 より前に発表されたものもあれば後のもあって、

いくつかが 三体 へのエッセンスと感じられるかもしれない。

感想

各作品どれも作者特有のSFギミックやデバイスを絡めた設定が入っていて、三体ロスな人にはとても良い短編集だと思った。読みやすいし。

その中で一つだけお気に入りを選ぶとすると '郷村教師' が抜群に良かった。

田舎の死が近い教師を中心に話が進んでいき、方向性が見えない途中から一気に世界観が広がっていく感じは作者ならではだと思った。

他にも未来のオリンピックを描く '栄光と夢'、 小さい頃の夢がそのまま世界を変えていく割とポジティブめな'円円のシャボン玉' も良かった。